2007.11.20

チッソ、to pay or not to pay

日本の化学系の大手チッソ株式会社を知らない人は少ないだろう。例えチッソがどういう製品を作っているか知らなくても。小学生の頃から公害問題で記載されており四大公害病としても名を馳せている。根本原因は役人にないのでこれが記述から削除されることは当分ないだろう。ちなみに四大公害病とは

である。

asahi.comより

水俣病未認定患者の救済問題で、原因企業のチッソの後藤舜吉会長は19日、東京都内で記者会見し、与党のプロジェクトチーム(PT)が示した一時金給付など新たな救済策について「株主などに支払い根拠を説明できない」と述べ、現状では受け入れられないとする姿勢を正式に表明した。

まぁもうちょいごちゃごちゃ書いてあるんだけど、要は際限なく払えないってことだ。比較的重度の認定患者との決着が済んだら、その外を取り巻いている軽度の患者が出てくるわけで確かに際限がない。

今までもチッソを潰せば賠償や保障を支払えなくなることで国もチッソを支えたのだろう。それに水俣は逆にチッソに潰れられると経済的な打撃も多いだろう。

表面的にしか知らないがチッソは化学肥料のメーカーとして出発しているが、現在は液晶関連や高機能なインク等を開発して生産してるとのこと。ハイテクな会社だ。もうその過去の負の遺産は捨てたいのだろう。そういう心の叫びのような物は聞こえてくる。給料も国に抑えるように言われているらしい。

後藤舜吉会長の記者会見の一部を見たが彼もどこまでやればいいのかという怒りがあるのだろうが、ああいう記者会見ならやらない方が良いだろう。単に怒りを買うだけだ。小人と思っていてもその人が全力で体当たりしてくれば多少とも怪我はするものだ。どこか太平洋戦争における日本の責任や謝罪問題と似ている気がした。何十回謝って賠償を払ったり保障をしたところで、「あとどれだけ謝ればいいの?」と言えばそれまでの努力は台無しになる。日本人は謝り方が下手だ。

今回の問題はそこまで場合分けとしては難しい話ではない。

要求額|患者 全員 一部 誰にも
満額 払う 払う -
一定額 払う 払う -
1円も - - 払わない

と5通りになる。まぁもう少し厳密に分けることも可能で、一部に満額、一部に一定額、一部に払わない…これが現実的な所かも知れないが…という事もありえる。

話を記者会見に戻すと支払わない口実として株主に示しがつかないとしていた。確かにそうであろう。社員の給料も株主配当も抑えられているわけなのだから。でも、それを知らない社員も株主もいない。

ここで提案だが、いっそのこと被害者の補償でチッソの株を買ってはどうだろうか? もちろん、自分を苦しめた会社の株を買うのは嫌な面もあるのだろうが補償という面では効果的だとは思う。

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