父と妹が貯まったマイルを消化するためにイタリア旅行に行きました。んで、母が京都に行きたいと執拗に唱えていたのでアッシーをすることに相成りました。何でも石庭に関する本を読んでいると言うことなので今回は石庭が綺麗なお寺編です。それにしても…この時期って初冬か晩秋かどっちかな? 表題をつけるときに悩んだんだけど…。
〒616-8001 京都府京都市右京区龍安寺御陵下町13
TEL:075-463-2216 FAX:075-463-2218
拝観時間
- 3月1日~11月30日 8:00~17:00
- 12月1日~2月末日 8:30~16:30
拝観料
- 大人・高校生 500円
- 小・中学生 300円
龍安寺のサイトってフルフラッシュで作られているのが興味深い。個人的にはあまり好きじゃないけど(笑) 使いにくいんよねー。コピペ出来へんし。
龍安寺は1450年に創建されて応仁の乱(1467~1477年)でいきなり焼失したそうです。ところで、京都で「前の戦」って言ったら「応仁の乱」の事って聞いたことがあるんだけどほんとなんでしょうか??? 話は変わりますがよく日本の町並みが無秩序で汚いと聞くことがありますが、地震国で高温多湿な気候の日本だとどうしても木造建築になってしまいます。やはり木造は火に弱いし基本的に耐久性も石よりは良くない。昔の瓦は性能も悪かったので重くて建物に対する負担も大きかったです。しかしながらそういう脆い物を守り抜いているのが良いのではないかと感じます。
取りあえず一番遠そうなお寺から廻ろうと思ったら最初が龍安寺になりました。日帰りの予定ですのでそんなに沢山は廻れないなぁ。ホントは金閣寺とかも行きたかったけどね。龍安寺自体はこどもの時に行ったかも知れないけどちょっと記憶が定かじゃない。もしかしたら南禅寺だったかも知れないしな。でも、龍安寺の石庭は有名ですから私でも知っていました。
上の右端の写真の石は蹲踞(つくばい)と呼ばれ「吾唯足知」(われ、ただ足るを知る)と書かれてあります。真ん中の四角い部分が「口」を表して、それぞれの漢字がその部分を共有しているという面白い構造です。こんな入学試験問題がありますよね。水戸光圀公が寄進したらしいです。蹲踞って通常は「そんきょ」って読むんですね。ちなみに現在置いてある物は精巧なダミーだそうです…。
龍安寺と言えば石庭ですが、敷地はかなり広く石庭と言っても龍安寺の一部分でしかないというのが行ってみて感じることです。創建当時はもっと広い敷地だったそうですが火災などで敷地内で移築したりして現在のようになったそうです。とは言っても石庭は見応えがあります。南禅寺でもそうでしたがここで何時間かぼーっとしときたいなぁ…と思いました。あと、満月の夜に月明かりで眺めていたいものです。
まだ紅葉が持ちこたえていました。緑の苔に落ちる落ち葉の赤や黄色が綺麗なコントラストを描いていました。
湯豆腐食べました
いろいろ廻りたかったので食べ物屋を探す時間もあまりなく…龍安寺の中にあった湯豆腐屋で湯豆腐を食べることにしました。もちろん精進料理です。今では「ヘルシー」だとか言って食べるから時代と共に精進料理の地位も変わってきたんでしょうね。建物は仕切りのない畳間に囲炉裏を置いたテーブルって言うかちゃぶ台が規則的に置いてあってその周りに座布団が置いてあるという飾り気のない空間です。
〒616-8001 京都府京都市右京区竜安寺御陵下町13
TEL:075-462-4742
営業時間:10:00~17:00
料理自体は可もなく不可もなくと言うところでしょうか。米のランクをもう少し上げた方が印象が良いかもしれません。別にマズいって言うほどではないんだけどね。ただ、ここは料理自体もさることながら手入れの行き届いた庭を眺めながら食事が出来るのが一番の売りだと思います。湯豆腐自体だったら嵐山の嵯峨野の方が良いかな。
鏡容池(きょうようち)
寺の南側は広い池になっています。湯豆腐屋もどちらかというと池の畔に面しているような場所にあります。昔はこの池の畔の景色が石庭よりも有名だったとのことです。名前の通り、鏡のように景色を綺麗に反射していました。
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