2009.06.07

クラシックへの入り口 -新世界-


スター・ウォーズって既に古典的名作というかSF映画の中では神話的な地位になっているような感もありますが、好きです。一応DVDは一通り持っていたりします。私が初めてレコードをねだって買ってもらったのはスター・ウォーズのレコードでした。

そうレコードだったのです!(笑)

ご存じの通り、ジョン・ウィリアムスのサウンドトラックは純オーケストラによるもので、多分オペラやミュージカルも意識してるのかな、結構クラシックよりなものです。全部英語表記だったので母親に題名くらいは翻訳したメモを書いてもらい機嫌良く聴いていました。まぁ、そんな頻繁って訳でもなかったですが。


そうこうしているある日、母がドヴォルザークの新世界をかけました。もちろんレコードです。まだCDがなかった当時です。それを聴いて「ぁ、こっちの方が本物やん。」って感じてクラシックに興味がわきました。工学部目指したけど浪人の時に物理に変更したノリに近いかな。それを聴いていけば本質的なことがわかる…って思ったのです。ある意味めんどくさがりなのかも知れません。

それからラジオや家にあったクラシックのレコードで音楽を聴くようになったのです。大学で食費を切り詰めながらCDを買いましたが、同じ演奏の新世界のCDも買いました。イシュトヴァン・ケルテスとウィーフィルの名演です。レコードはCDと比べてもコストがかかるので名演や名演奏家以外は発売されなかったので、ある意味だいたいが「当たり」の演奏な訳ですが、この演奏はピカイチだと思います。ケルテスは残念なことに若くして事故で亡くなってしまいましたが、もし生きていればアバドと似たような世代なので彼がベルリンフィルの常任になったかも知れないし、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートにも出ただろうなぁと思わせる人です。

新世界の新旧のレコードとCDそのレコードが限定生産で再販されたので買いました。最初のレコードが発売された当時、新世界はドヴォルザークの交響曲第5番となっていましたが、しばらくして作品が整理されたのでCDや再販されたレコードは9番になっていました。レコード自体もとても重量感があり私自身も久しぶりに新品のレコードを買ったので少し興奮気味でした。

GT-2000で再生中 ベーリンガーのDEQ2496も入れました

レコードを聴いてみてびっくりしました。音がとても良い。新品のレコードってプチプチいうのも稀でとても濃い音がします。録音時のヒスノイズはCDでも普通にありますがそれも聞こえます。

私が初めて聴いたクラシックのレコードが復刻されてすばらしいことだと思いました。復刻されるようなすばらしい録音だったからこそクラシックを聴くようになったのだと思います。もっと良い物を観たり聴いたり感じたりしたい物です。今はいい演奏を探すのも大変なくらいCDが溢れています。良くない演奏なら聴いていてもクラシックを楽しく感じられることはまずないだろう。ケルテスの演奏はすばらしい。このレコード、みんなに聴いて欲しいなぁ。せめてCDだけでも。

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