2009.10.30

OSC東京に行ってきました


OSC Tokyo/FallのOSCとはOpen Sauce Conferenceの略でオープンソースを扱ったある意味ITproExpoとは対極的なイベントです。そういう催しが立て続けにあるのは魅力的です。OSCで関西の大きなイベントは夏頃にある京都でのイベントで、似ていて若干団体が違うのがKOFという私が手伝うことがある物があります。しかし規模的にはOSC東京がだんちにデカいです。今回は蒲田にある日本工学院という専門学校でありました。

オープンソースの問題点

これだけ数があると逆に問題点も見えやすくなりました。特にCMSで感じていたのですが、雨の後のタケノコのように乱立していて何が良くて何が良くないのかがわかりにくい。WordPress、Geeklog、Typo3、MODx、Xoops、Joomla、concrete5…といろいろあり、それぞれが良さを言うのですが、こういうサイトを作りたい時はこれが良いとか言う話はなく、最終的にphpをハックすれば何でも出来ます…みたいな話になってしまいます。いやいやphpハックとかそういうレヴェルの話じゃないんだけど?って。実際にこのサイトもWordPressを使っていますが、なんだかんだ言ってWordPressはブログを書くためのツールで静的なページとブログを混在させた時はパンくずリストなどの問題点が出てきます。もちろんそこら辺はphpをハックすればある程度調整できるのですが、だったら主要サイトはconcrete5などで作ってブログ部分はWordPressにして見栄えを調整した方が収まりが良くなる。でも、そういう情報はこういう所ではなかなか得られないのが残念です。そこら辺は実際にやってみないとわからなくて、事前に聞いてもうちのCMSは何でも出来ます…みたいな腐った解答をする。似たような話だとLinuxのディストリビューションも沢山ありすぎて何が良いの?っていうのがわかりにくい。こういう空間ではDebian系が幅をきかせていますが、実際の所はRedHatやCentOS、suse、ubuntu…となるのでしょうか。CMS同様、自分が選択したディストリビューションが消えたら寂しいし、寂しいじゃ済まない状況もあり得るわけで、これで良いのだろうかと考えさせられる。

もう一つの問題点はCMSが増えすぎて人的資産が分散してしまったところが問題に感じます。ハッカーみたいな人はCMSの団体でもそこまで沢山いませんが、分散することによってますます弱さを露呈してしまっています。CMSが多いのでそこら辺の協業が出来た方が行く行くはいいのだろうと感じる。CMSその物がモジュール化したら面白いだろうけど難しいかな。

後は取っつきにくい雰囲気というか、そういう人が運営しているのも問題かと思う。Ldap + sambaなんてとっても需要があるはずなんだけど、ここのブースは結構閑散としていた。初心者お断りって言うかわからない奴は聞くな…って圧力をとても感じる。そりゃね、googleで検索してから聞いてくれってって質問をしてくる奴が山のようにいて、自分は無料サーポートじゃないんだって言う怒りがあるのはよくわかる。ただ、初っぱなからそういうオーラを出しまくっていたのではちょっと普通の人は引いてしまうだろう。私もMLに自分が投稿するのは怖くて出来ないし(笑) あと、専門用語だけでしゃべる人も多すぎる。私でも「この人なにしゃべってるの?」とか「自分でほんまに言ってることわかってるのかな?」とか「この人って質問者に理解して欲しいって思って説明しているのかな?」って感じる瞬間がよくある。

あと、最初の話と似ているかも知れないけど、肝心な話をしないことが多い。もちろんSauceはOpenだけどサポートは有料でそれで稼いでいる半ば宣伝として出展している団体も多くて、ノウハウはただじゃないって言うのはよくわかるんだけど、それでもどうなのかな?って話もよく感じる。具体的にはDRBD+HeartBeatでWebサーバーのクラスタリング化の話されてもWebサーバーならsquidでクラスタリング化すればいいじゃないの?って訳です。つまりsquidじゃなくてDRBD + HeartBeatを選択する理由を聞きたくても、DRBD + HeartBeatを使うことが先に結論があって…みたいな感じで本質的な理由は皆目わかりません。DRBD + HeartBeatこそLdap + sambaで使う所じゃないの?って質問をしてもあまり的確な答えを得られない。それならITproExpoの出展者の方がマシだと感じることはよくあった。ややこしいことを要求しているんじゃなくて、単純にブースを出すくらいなら愛想良くしてくれって事です。やはり会の性格上オタクっぽい人が多くて、いびつな閉鎖性は感じる。大学院でも感じたけど、その空間で自分がどういう存在かを自慢しても他の人は興味ないわけで、聞きやすい環境を作って聞いたことに対して誠実に答えるって事につきるんだと思う。特に選択する要素をわかりやすく提示して欲しいわけです。総論は「出来る」って答えても「各論」に入るとわからないからか迷宮に入ってしまうような説明も多い。わからないならわからないって説明して欲しいし、「経験上これくらいまで行ける」とかそんなんでもいいだけど、わかってないのにわかったふりをするのも最悪です。まぁここら辺はKOFのネタでも書いたことと重複するかと思います。

2chユーザーが高年齢化することと何か似ている感じがあります。大学院時代からすると5年近く携わっていますがあまり新しいメンバーも入ってこない。そこからしても取り巻く状況は悪化している感もある。これで良いのだろうか?と考えさせられます。

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